Yui Iwasaki

岩﨑 由衣

HELIOS リードアナリスト／戦略部次長

PDCAを回しながら広告の効果を上げ、
クライアントの要望に沿った成果を残す。

Web広告の運用からプロモーションの企画立案、クリエイティブの制作、調査・分析といったすべてのサービスを自社で完結できるHELIOSに在籍し、Web広告の運用を担当しています。クライアントのニーズに合わせて、出稿する媒体の選定から、広告配信の戦略立案、管理、結果・改善報告まで、PDCAを回しながら広告効果を上げるというのが私の仕事です。

この仕事の大変なところは、リアルタイムで数字が見られるところ。広告を出稿した後もインプレッション、クリック単価、コンバージョン単価など、さまざまな管理指標をモニタリングし、広告がユーザーに表示されているか、クリックしてもらえているかなどを瞬時に判断して、クリエイティブや配信の設定を改善する必要があります。経験や感覚、スピード感のある対応が求められる仕事と言えるでしょう。反対に、広告を改善したことで、クライアントの要望に沿った成果を残せた時は大きな達成感があります。

この仕事に就くようになってから、ユーザーの視点を持つことを意識するようになりました。例えば媒体を提案する時も、いつ・どこで・どのような時に見ているのか、自分自身の行動を振り返り、ユーザーの心理、行動、シチュエーションを想像しながら利用しています。また、突発的な案件も多く、同時並行で複数の業務をこなすなかで、業務効率を高めるための仕組み化スキルやマルチタスク能力も向上していると実感します。

クライアントの商品・サービスのファンになること、そして、その商品・サービスの魅力をユーザーにどのように伝えるかを考えていくのが私たちの仕事です。IT・広告業界はトレンドの移り変わりが激しく、常に新しい情報をキャッチし、知識をアップデートしなければなりません。トレンドを捉える敏感力については課題を感じているため、新しいものに触れることはもちろん、テック系のイベントに参加するなどして自分自身の行動力を高めていきたいです。

各チームが抱える業務の効率化を推進し、
組織の全体最適を実現したい。

現在、HELIOS戦略部のリーダーとして、広告運用チーム、制作チーム、オペレーターチームの運営を補佐しています。これまでは広告運用チームのリーダーとして、上司のサポートをしながら部下を管理する役割を担ってきましたが、これから求められるのは、組織を横断的に見つめる視座。メンバー一人ひとりのスキル向上はもちろんですが、各チームの業務の効率化を推進し、全体最適を実現していきたいです。

当社には、広告運用に関する知識やスキルに長けた人材が多く在籍しており、一人で完結する仕事も少なくありません。「プレイヤー」の集まりで組織が成り立っているため、他のメンバーが担当するクライアントや案件が見えにくいという課題がありました。そこで、メンバー間の「横のつながり」を強化するために、案件共有会を実施。事例から気づきや学びを得たり、提案内容について相談し合ったりと、組織力の強化につながっていると感じています。

Web広告の世界にもAIの波は押し寄せており、すでに媒体の管理画面にもAIが導入されています。例えば、クリエイティブの改善を行う場合に、従来はABテストを実施してPDCAを回していましたが、様々なパターンの広告を準備し、それぞれの広告の結果を比較しながら検証するには膨大な時間と労力がかかります。AIを活用することで、ABテストの企画・実施がスムーズになるため、運用担当者の負担を大きく軽減することができます。

運用担当者が抱える作業の多くは、AIによって自動化されるでしょう。だからこそ、柔軟性や発想力といった力がこれまで以上に重要になるはずです。例えば、より効果の高い動画広告を提案する、既存の媒体ではなく自分たちで探してきた媒体を提案する、商材や戦略によってはマス広告・SP広告を提案する……新しい情報を集めたり、想像を膨らませたりしてクライアントへ最善の提案を行うことが価値になると感じています。

これからHELIOSへ入社を希望する学生に伝えたいのは、好奇心を持つことの大切さ。数字を見て分析したり、判断したりすることに興味があるのはもちろんですが、「広告」に興味を持つことも同じくらい大切です。世の中にはどのような広告があるのか、どのような広告が消費者の心に響くのかということを自分なりに理解するところから始めていただきたいです。新しい情報やトレンドをキャッチできるように、常にアンテナを立てておく習慣を身につけましょう。