Kiyotaka Sakurai

櫻井 清貴

CCG HOLDINGS 経理／マネージャー

自分自身の業務が、
CCGグループの未来につながる
責任感とやりがい。

CCG HOLDINGSの経営推進本部経理財務グループに在籍し、グループ全社の決算における業績の取りまとめや、資金調達などの資金の管理、税法や会社法などの制度対応、金融機関や会計士、税理士といった外部専門家の対応などを行っています。経理は会社の重要機密情報である経営情報の取り扱いをはじめ、金銭の管理、法令の遵守など、職業倫理が問われる職種です。

CCGグループに入社するまでは経理業務に軸足を置きながら、キャリアの前半は産業機械・部品メーカーで工場経理を担当。その経験をもとにERP（Enterprise Resources Planning）の導入プロジェクトに参画し、業務プロセスの要件定義への関与など、経理以外の業務にも携わりました。その後、キャッシュレス決済の代行会社に転職し、経理業務の傍ら社内システムの整備などにも携わってきました。

CCGグループに入社した理由は、グループ全社の経理財務を裁量と責任を持って担う立場にチャレンジできること。集計した会計データをもとに経営上の課題や問題点を明らかにし、経営者の意思決定に必要な情報提供・分析を行うなど、自分自身の業務がグループの未来につながっているという責任感とやりがいを実感することができます。

一方で、CCGグループはさまざまなマーケットに特化した多様な事業を展開しており、それぞれの業種や業態に応じた会計処理を行わなければならないため、注意が必要です。ましてや、グループ各社がクライアントの課題解決のために商品・サービスを拡充させていくなかで、円滑な成長を遂げていくためには、ステージごとに発生するさまざまな課題に対応しなければなりません。苦労も多いですが、幅広い業界と関わりながら、自分の知見を広げていける充実感があります。

多角的な視点から
会社経営を
サポートできる人材に。

仕事をする上でのマイルールは、「原則」を常に意識すること。法人として事業を行い、利益を上げる以上は、法・制度に基づいて活動しなければなりません。その原則から外れた判断を下してしまうと、グループ全社の統制に悪影響を及ぼし、思わぬ危機に直面するおそれがあります。その意味で言うと、経理は「ブレーキ役」たる意識を持たなければなりません。

ただし、法や制度には容認できる範囲というものがあり、その範囲においては柔軟な判断を下すことも大切です。原則に厳しくなるあまり、ビジネスの柔軟性やスピードが失われては正しい判断と言えません。近年、企業の社会的責任に対して注目が集まるなかで、法令違反が明るみに出れば、積み上げてきた信頼や実績は一瞬で崩れ去ります。問題点やリスクの「芽」をタイムリーに察知するとともに、未然に摘み取る役割を果たさなければならないと感じています。

入社前と入社後を比較すると、「プレーヤー」としての業務よりも、考える・判断する業務のウエイトが格段に増えたと感じています。伝票処理のような業務が少なくなった分、自分で調査して裏付けを取ることが難しくなりましたが、経理グループのメンバーやグループ各社の情報をつなぎ合わせ、既存の業務プロセスを見直して業務の最適化・効率化・標準化を図るなど、全体最適の視点や情報把握力は向上したように感じます。

CCGグループが5年後、10年後もさらなる進化を遂げていくためには、従来の業務の延長線上から抜け出す必要があると考えています。例えば業務の標準化。仕事の進め方や判断基準をルールとして統一することで、属人化の解消、生産性や業務効率の向上につながりますし、業務にかかる時間を削減することで、空いた時間を創造的な業務に充てることもできるはずです。

自分自身が思い描く構想を、より多くの人に共感してもらうには、根拠に基づいた説得力のある資料が必要ですし、意図や目的が理解しやすいプレゼンも必要になります。組織全体に訴える力・人や組織を動かす力は、今の自分にまだ足りないと受け止めており、今後身につけていかなければと考えています。経理だけでなく、労務関係やITシステムなどの周辺業務も含めて、より多角的な視点から会社経営をサポートできる人材になりたいです。