クライアント・イベント参加者の喜びを
ダイレクトに感じられるイベント営業
Yuka Kashii
加椎 由香
CCG STAGG
企画営業/チーフ
2023年 中途入社
イベントは「生もの」だからこそ、
入念なヒアリングと事前の準備が重要
CCG STAGGのReal Promotion事業部に在籍し、関東エリアの大型商業施設様や駅ビル様が、季節ごとに実施する集客イベントの企画・提案を行なっています。ひと言で「イベント」といっても、季節のイベント、ワークショップ、トークショーなど、種類や内容もさまざまです。受注後は、スタッフのアサインや現場で使用する資材類の手配、案件によっては告知物のデザイン・印刷も行ない、イベント当日も円滑に運営できるように準備しています。
この仕事をする上で意識しているのは、イベントを通して何を成し遂げたいのか、クライアントの目的を把握することです。例えば、クリスマス商戦に行なわれるサンタクロースの撮影会イベント。本格的なメイクと衣装をまとった外国人のサンタクロースと一緒に撮影できる人気イベントですが、「参加者が満足するまで何枚でも撮影してほしい」というクライアントもいれば、「一人でも多くの方に参加してほしい」というクライアントもいます。クライアントの目的に応じて、整理券はどのように配るのか、参加条件はどうするのか、参加者をどのように案内するのか……すべてが変わってくるため、クライアントへの入念なヒアリングが重要になります。
特に、都内の駅ビルでは館内に十分なイベントスペースがないことも珍しくありませんし、改装工事やテナントの入居・退去も多く、前年と同じようにイベントを運営できるとは限りません。参加するお客さまの安全を第一に考えながらも、周辺テナントに迷惑をかけずに、いかに満足度の高いイベントを実施するか。イベントを実施するのはわずか5〜6時間でも、当日までに何度も打ち合わせを重ね、事前に施設の状況や人の導線・混み具合を把握します。
イベントは「生もの」と言われるように、どんなに事前にシミュレーションしていても、トラブルの可能性はゼロではありません。常に代案を用意するなど、臨機応変な対応力が求められる仕事だと思います。

自分の経験やアイデアを生かして、
イベント内容をアレンジできるやりがい
CCG STAGGは全国200店以上の商業施設様との取引実績があり、イベントノウハウだけでなく、各館ごとのローカルルールや会場導線などを熟知しているのも私たちの強みです。商業施設で実施する年中行事・イベントはおおむね決まっているとはいえ、毎年同じ内容では新しいお客さまが参加しないため、常に変わったイベント企画や、他社にはできないイベント企画が求められています。
より多くの人が参加し、満足度の高いイベントを考えるのは一朝一夕にはいきません。どういう形だったら実現できるのかを探り、それを実際に形にしていく方法を考えるのも企画営業の仕事です。私はご協力いただいている会社様から情報を仕入れたり、自分の足で商業施設や駅ビルを回ったりして、定期的にイベントのヒントを探すようにしています。
現在力を入れているのが、旬の野菜や果物を使用した出張型の収穫体験イベントです。「収穫体験」というと屋外で行なうのが一般的ですが、私たちが提案しているのは屋内でも実施できる収穫体験です。土と作物を持ち込んで擬似畑を設営し、参加者には畑に埋めた野菜を実際に収穫していただきます。
先日に実施した収穫体験ではサツマイモを使いましたが、ただ収穫するだけでなく、「何でサツマイモって言うんだろう」「サツマイモはどんな花を咲かせる?」「サツマイモってどんなふうに食べると美味しい」など、収穫と食卓をつなぐ食育要素もイベントに盛り込みました。参加した子どもたちに、収穫する楽しさも体験させることができますし、食卓に並ぶものがどのように作られているのかを考えさせることもできます。
私たちが販売しているのは、形のある「モノ」ではありません。はじめは企画書1枚から始まったアイデアに、人とモノが揃い、お客さまが参加してはじめてイベントになります。自分の経験やアイデア次第でイベント内容をアレンジできるのは楽しいですし、それがクライアント・イベント参加者に喜んでいただけた瞬間は、何事にも代え難いやりがいを感じることができます。
イベント会社によっては、「営業は受注するまで」と役割分担が明確なところもありますが、CCG STAGGのイベント営業はBtoBtoCの仕事で、イベント当日までの進行管理に加えて、イベント当日も責任者として現場に出るため、イベント参加者の反応まで自分の目で見ることができます。現場によって営業の役割は多少異なりますが、CCG STAGGのイベント営業に興味を持っていただける方は、ぜひこの世界に飛び込んでいただけたらと思います。
Profile
Profile
企画営業/チーフ 加椎 由香 CCG STAGG | 2023年 中途入社
2017年にイベントディレクター職としてCCG STAGGに入社するも、コロナ禍を機にイベントが激減。一度は転職を経験するも、イベント企画に携わりたいという想いから、当時の上司の誘いを受けて、CCG STAGGに再入社。現在はチーフとして、商業施設や駅ビルでのさまざまなイベント企画に携わりながら、後輩の営業をサポートする。